冬のタウシュベツ川橋梁スケッチ展

場﨑 惠 冬のタウシュベツ川橋梁スケッチ展

会期:2021年3月16日(火)~31日(水)

時間:9時~17時(最終日は16時まで)

会場:石狩花川南1条郵便局

石狩市花川南1条2丁目1(0133-72-7600)

 

引き続き4月1日から4月16日(16時)まで、

石狩川河口風景スケッチを展示いたします。

 

 

タウシュベツ川橋梁は、上士幌町の糠平湖にある全長130mの旧国鉄士幌線コンクリート製アーチ橋である。1939年に開業したが、糠平ダム建設で1955年廃止した。

冬場の凍結した糠平湖面に姿を現し、初夏には水の量が増し水没する。

夏場は車で林道を通って橋梁近くまで行けるが、冬場は通行止で為対岸から湖面をスノーシューで歩いて渡ることになる。

私は山スキーで橇にスケッチ道具や必需品物を積んで直線距離を片道50分かけて渡る。

 

現場でのスケッチは黒の耐水性フェルトペンで輪郭をスケッチし、水彩絵の具で彩色をするが、冬場は描く途中から紙の濡れた表面や筆先・筆洗の水が氷結し始めるので大きな魔法瓶二つに熱湯を入れ使用する。筆洗は保冷パックに包むように入れ逆に保温を保つよう工夫して描いている。それでも時間が経つと紙の表面の氷結は防げないのが現状である。氷結の度合いは水の溶き量が増すと進ので計算しながらの着色である。最後にスケッチブック閉じることになるが、表面が氷結または濡れた状態で閉じると絵の具に含まれている展着剤で合わせた部分が接着されてしまうので古着のワイシャツをスケッチブックの大きさにカットし挟むと免れることが出来る。

 

作品をよく観ると氷結の痕が観られるが現場の作品として臨場感が伝わってきていいのでは。

 

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